歯科医院のプランニング設計における課題と解決策
平面図のアプローチ
歯科医院の平面設計は、ドクターの診療スタイルやスタッフ配置など、多くの要素をバランスよく取り入れることが求められます。そのため、一度で理想的な設計を実現するのは難しいこともよくあります。私たちは複数のステップを経て、診療の特性や医院のニーズに合わせた最適なプランを追求します。
さらに、ただの平面設計ではなく、立体的な視点からの内装デザインも同時に考慮することで、機能性と意匠性を両立させます。
ここでは、歯科医院様のプランニング設計の流れを簡単に説明しております。
・内装要望の歯科ユニット5台配置にて設計
GOOD :入り口・待合から 窓面に抜けるデザイン
BAD : 受付・待合室の窮屈な内装設計
・待合での居心地に優先性を性持たせ歯科ユニットを4台配置で設計
GOOD : 伸びやかな受付カウンターデザイン
BAD : L型に曲がる待合空間
・待合の空間設計デザイン検討
GOOD : 伸びやかな受付カウンターデザインは確保
BAD : 二重動線となる内装 スペースの有効利用
・良いデザインと悪いデザインを精査 選択
GOOD :シンプルな導線・使い勝手の良い歯科ユニット3台並びの診療室の設計
BAD : 医院受付への動線 干渉 ・デットスペース
・3台並びの利便性 < ケアルームの個室可
GOOD : 歯科診療に連動した動線設計
・機能デザイン向上(カルテ庫増)
※歯科ユニット3台並び・ドクタールームスペースの
内装優先順位を下げました
歯科医院の内装デザイン設計の鍵となるのは、要望の優先順位をクリアにすることです。特に初期段階では多くの要望が交差し、その優先順位を決定するのは容易ではありません。そのため、プロセスを通じて、デザインの観点も踏まえつつ、効果的な設計の順序立てを行っていきます。
※例題のデザイン計画の流れは、ステップの流れがわかりやすいよう、要点を絞り簡潔にまとめております。